睡眠と脳のパフォーマンス|寝不足がIQテストの点を下げる理由
睡眠不足が集中力・記憶力・判断力に与える影響を解説。脳のパフォーマンスを引き出す睡眠のポイントも紹介します。
寝不足の脳は「軽い酔っぱらい」状態
徹夜明けの脳の働きは、お酒を飲んだときと同程度まで低下するという研究報告があります。17〜19時間起き続けた人の認知パフォーマンスは、血中アルコール濃度0.05%(ビール1〜2杯程度)の状態に匹敵するというのです。
寝不足の日に計算ミスが増えたり、簡単な言葉が出てこなかったりするのは、意志の弱さではなく脳の生理的な限界です。IQテストや資格試験の前夜に夜更かしして詰め込むのが逆効果と言われるのは、このためです。
睡眠中に脳がやっている2つの大仕事
睡眠は単なる休止時間ではありません。第一の仕事は「記憶の整理と定着」です。日中に学んだことは、睡眠中に整理され、長期記憶として定着すると考えられています。覚えたい事柄は、覚えた後にしっかり眠ることではじめて自分のものになります。
第二の仕事は「脳の掃除」です。近年の研究では、睡眠中に脳内の老廃物を洗い流す仕組みが働くことが注目されています。朝起きたときに頭がすっきりしているのは、文字どおり脳がクリーニングされた状態だからと言えるかもしれません。
集中力・判断力への影響は想像以上
睡眠不足がまっ先に削るのは、注意力と判断のスピードです。反応時間は目に見えて遅くなり、注意が一瞬途切れる「マイクロスリープ」も増えます。さらに厄介なのは、本人は「自分はまだ大丈夫」と感じやすいこと。パフォーマンスの低下を自覚できないのが睡眠不足の怖さです。
感情のコントロールも影響を受けます。寝不足の日にイライラしやすくなるのは多くの人が経験するとおりで、冷静な判断が求められる場面ほど睡眠の質が効いてきます。
脳のパフォーマンスを引き出す睡眠のポイント
必要な睡眠時間には個人差がありますが、多くの成人では7時間前後が目安とされています。時間と同じくらい大切なのがリズムです。毎日ほぼ同じ時刻に寝起きすると体内時計が安定し、同じ睡眠時間でも日中の頭の冴えが変わってきます。
寝る直前のスマートフォンは、画面の光と情報の刺激の両方で入眠を妨げます。就寝30分前からは画面を見ない、寝室を暗く静かに保つ、カフェインは夕方以降控える——古典的ですが、この3つだけでも睡眠の質は大きく改善します。
ベストコンディションでテストに挑もう
当サイトの潜在IQテストや記憶力テストに挑戦するなら、よく眠れた日の午前中〜昼がおすすめです。同じ問題形式でも、コンディションによってスコアが変わることを実感できるはずです。
逆に言えば、寝不足の日のスコアが低くても落ち込む必要はまったくありません。それはあなたの能力ではなく、脳の電池残量の問題。しっかり眠って、もう一度挑戦してみてください。
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